時間を繋ぐ線路は、二つのセカイも繋いでいる。
奇妙な形をした列車が時の中を走り行く。
ある世界。
そこは都会でもないし、田舎でもないし、調度中間、というんだろうか、
団地があって、高さのないビル、商店街、工場、
そして人の少ないレンガの駅。カレーの美味しい喫茶店。
電線は絡み合うように町の中を走る。
ある世界。
そこは人が海に、町が沈んでしまった世界。
綺麗な海だ、生き延びたカラスが飛んでいる。
真っ赤な空が浮かぶ。
お花畑が森に囲まれていて、天使がいるようだ。
あれ、おかしいな。ここでは生きてはいけないようだ。
実際のデザインとは異なります。
1. 通利夕(朗読)
2. ピンクグレープフルーツ
3. レント(朗読)
4. カレーの美味しい喫茶店
5. メヌエット(朗読)
6. 終わる教室
7. メリー(朗読)
8. 雨の隣のゴミ箱
9. 青い夕焼けの電車
10. 時の線路
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